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コメディの定義とは何か?それはバナナ

コメディの定義とは何か?それはバナナ

  • What's the definition of comedy? Banana. - Addison Anderson www.youtube.com

この動画の内容がすごく面白い、というか適度に難解で興味深い。 レジェメ的に内容をまとめてみた。

  • 前置き
    我々の世界は混沌(カオス・現実界)、なので体系的な論理によってそれを組み立てる
  • 何が言説(真実orフィクション問わず)を面白くするのか?

  • 思想家アンリ・ベルクソンの考え

    • 笑いとは生き物であるため定義はしない、しかしその挙動は観察できる*1
    • 笑いには社会的な機能がある
  • どんな時に笑うか

    • 天丼、矛盾の提示、地面のバナナに気づく
  • オートマティズム

    • 無意識の頭の固さに気づかないこと
    • 笑いとはこれに気づかせること
  • ちょっとアリストテレスの思想を振り返る

    • 「矛盾する言説が同時に真であることはない」、ここにコメディが息づいている
    • 論理的な矛盾の非論理性
  • どんな時に笑うか

    • 世界にある秩序が乱された時、それが本当でないとわかった時
    • 例)みんなの行動が話題にしたくない本当のことと矛盾する時
    • 例)みんなが考える変な意見がコメディアンによって公にされた時
    • 例)猫がピアノを弾いた時
    • ⇛ 明らかな誤りの発見、不調和、繰り返し、秩序の混乱、矛盾の発見
  • コメディの定義

    • このように、コメディは論理の外側から論理に迫るものだから、無限の非定義をもつ
      → 結局コメディを定義することはできない

実例による考察1

最近、古典落語壺算 - Wikipedia を見ることができたので、これをたたき台にする。

  • あらすじの引用

二荷入りの水がめを買いたい主人公の吉公。しかし、この男は「黙っていた方が利口に見える」とまで言われるドジ。 おかみさんに言われ、買い物上手と言う兄貴分の所へ協力を求めに訪れた。 そんな吉公の頼みを、快く引き受けた兄貴分。だが、瀬戸物屋を訪れた彼が目をつけたのはなぜか半分の一荷入りの水がめだった。 このかめの値段は、本来三円と五十銭だったのだが、兄貴分は瀬戸物屋を太鼓持ちも顔負けの口調でおだて上げて五十銭値引きさせてしまった。 そして、何度も文句を言いかける吉公を制し、兄貴分は一荷入りを買い求めて店を出てしまう。 吉公が「俺の買いたいのは二荷入りの壷」と文句を言うと、兄貴分は任せておけと言いなぜか瀬戸物屋へ引き返してしまった。 「実は手違いがあったんだよ。こいつの買いたかったのは二荷のかめなんだが、コイツが度忘れして一荷入りの水がめを買っちゃったんだ」 瀬戸物屋に二荷入りの値段を訊くと、「さっきの一荷入りが三円五十銭ですから、二荷入りは丁度倍の七円…あれ?」 さっき五十銭値引きしたせいで、結局一円の開きが出てしまったのだ。 がっかりする瀬戸物屋に、さっきの一荷入りを元値の三円で下取りさせる兄貴分。 「さっきの一荷入りを下取って三円、最初に渡した三円を足して六円」と言い、二荷入りを持って出て行こうとした。 何かおかしいと思い、慌てて呼び止める瀬戸物屋。それに対して兄貴分はさっきと同じ話を繰り返した。 また慌てて呼び止める瀬戸物屋、とうとう堪忍袋の緒が切れた風を装い、兄貴分は「算盤使って確かめてみろ!」と一喝。 言われたとおりに勘定してみると、確かに計算はあっているのだが手元を見るとやはり三円足りない。 とうとうパニックになった瀬戸物屋が「一荷入りも持って行ってください」。 兄貴分が「二つもいらないんだ」と言うと、瀬戸物屋が大きな声で一言。 「お金も返すから!」

  • 面白さはどこに?
    • 明らかな誤りの発見: どう考えても水がめの計算は合ってない
    • 不調和:おかみさんに尻に敷かれる吉公
    • 繰り返し:兄貴分は瀬戸物屋に都合二回はこの話をしてペテンにかける
    • 秩序の混乱:計算が得意なはずの商人が兄貴分に騙される
    • 矛盾の発見:ナシ
    • オチYouTubeにはこの話は無いが、やっぱり最後は笑いの効果で混沌と化した座をオチで元に戻す必要がある気がする

実例による考察2

  • YouTubeのコメント欄で「I laughed at 2+2=4」、とある。
  • 外人はそのコメントにウケている。

  • これは動画の中で「2+2=4は真実ではあるけど、それは面白くはないよね」というナレーションと関係する

  • というのは、そのナレーションが「2+2=4は面白くない」という秩序を作り、コメント欄がそれを乱したのである

*1:プログラミング的に言えば、クラスの定義はわからないけど動作はリバースエンジニアリングでわかる的な

抗生物質に代わるかもしれないファージセラピー

最近ある病気にかかってしまい抗生物質を使っている。

抗生物質は細菌を殺す方法としては画期的だったが、耐性菌を生み出す結果になった(しまった、説明が一行で終わった…まあWikipediaがあるから大丈夫大丈夫)。

抗生物質 - Wikipedia

微生物が産生し、ほかの微生物など生体細胞の増殖や機能を阻害する物質の総称。ペニシリンが最も有名。

薬剤耐性 - Wikipedia

生物が、自分に対して何らかの作用を持った薬剤に対して抵抗性を持ち、これらの薬剤が効かない、あるいは効きにくくなる現象のこと。

薬剤耐性にどう対抗するか

細菌の薬剤耐性は、いわば人間が蠱毒*1 を細菌に対して行っているようなもので、いくら効能がある抗生物質を使ったとしても生き残った菌がどこかのタイミングで突然変異を起こしてしまえば、その薬はもう効かない。スーパーな菌が出来上がってしまうわけである。

まあ、この話自体は昔からテレビとかでやってるので今更かもしれない。現状は無駄に抗生物質を投与しないようにして耐性菌を増やさないことが医師によって取り組まれているとのことだ。

ファージセラピー - Wikipedia

そこで登場するのがファージセラピーである。 高校で生物を受講していた諸兄は、以下のような風変わりなウィルスを覚えていないだろうか? ファージ - Wikipedia である。ファージは大腸菌に感染して大腸菌を内部から殺すことが出来ることは覚えている方もいるかもしれない。要はそれを他の細菌、それも人間に害なすものに応用しようと言うのがファージセラピーなのだ。

Bacteriophage structure ja.png
By user:Y_tambe - Y_tambe's file, CC 表示-継承 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=1492957

www.nicovideo.jp

ファージセラピーはバクテリオファージを用いた細菌感染症の治療法である。 以前は、1920年頃の旧ソビエト連邦で広く使用・研究されていたが、ロシアおよびグルジア以外の国でこの治療法は用いられていない。ファージセラピーは医学のみならず、歯学、獣医学、農学などの分野にも応用できる可能性がある。

"ロシアおよびグルジア"、いきなり係争地の話になってしまった。しかし、あるところにはあるもんですねえ。グローバル化とは言えまだまだ世界の平準化は成されていない。

なぜ、ロシアのみでしか流行らなかったのか?

1941年に抗生物質が発見され、アメリカとヨーロッパで一般的に売られるようになると、いつしか欧米の科学者たちはファージセラピーの使用と研究からほとんど興味を失っていた。

からである。

日本でも実用化しないのかなー?

関連リンク

リンク先にもあるように、日本の研究者もすでに黄色プドウ球菌に対してファージを使った研究で成果を発表しており、決してオカルトではないことがわかります。(というかもう10年前だ…) kaken.nii.ac.jp

感想
  • 子供の頃「抗生物質が効かない細菌の出現で人類は滅ぶ!」みたいなテレビ番組を見て悲観してましたが、意外になんとかなりそうですね(のんき)
  • バクテリオファージに持たせる遺伝子をプログラミングできたとしたら、細菌側の突然変異を先読みして殺菌とか出来そうで夢が広がりますね。*2
  • 後はアレです、このバクテリオファージを現状の人体に埋め込めるように人間を遺伝子組み換えすれば(ミトコンドリアだって元は違う生物だったしヘーキヘーキ)、免疫が作れないタイプの病気*3にかからない人類の誕生です。

*1:蠱毒 - Wikipedia
「ヘビ、ムカデ、ゲジ、カエルなどの百虫を同じ容器で飼育し、互いに共食いさせ、勝ち残ったものが神霊となるためこれを祀る。この毒を採取して飲食物に混ぜ、人に害を加えたり、思い通りに福を得たり、富貴を図ったりする。人がこの毒に当たると、症状はさまざまであるが、一定期間のうちにその人は大抵死ぬ。」

*2:…何が言いたいかというと、細菌側の持ってる遺伝子配列は病原菌の検出時点ですでに決まっているのでそこからの範囲でしか突然変異をできません。なので、バクテリオファージが検出する菌の遺伝子構造に少しゆるみを持たせて検索させれば、ちょっと突然変異したぐらいではバクテリオファージの手を逃れられないというロジック。完全に私の妄想です。

*3:抗原連続変異

最近見た映画とか

飛行機の中ではとても暇だったのでいろいろな映画を見た

グランド・ブダペスト・ホテル

  • Wikipediaによると結構評価が高いし、実際面白かった
  • 実際コメディです

グランド・ブダペスト・ホテル - Wikipedia www.youtube.com

Battalion

www.filmaffinity.com